『ハヤテのごとく!』のヒロイン・アテネの非公式ファンクラブ。アテネFCです。

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 本館の方では、『ハヤテのごとく!』の考察記事を幾つか上げていましたが、今回は、アテネFC(アーたんFC)開設以来初の考察記事。基本的にアテネのことが含まれる考察記事はこちらに掲載します。


 今回の考察記事は、自分なりにも参考文献として扱うために、所々の感想で述べていた事を自分なりに整理&できるだけわかりやすく書き下ろしてみました。本人が何処で何を述べたのか把握するためのデータベース化を試みているといってもいいでしょう。


 これから自身の考察記事を書いていく上でのベースというか、理論というか、理屈を幾つか上げていくつもりです。先ずはその第一弾「相互間の感情をベクトルとして捉える」です。



 感情をベクトルとして捉える


 <信頼>、<友情>、<愛好>、<嫌悪>、<尊敬>、<親近感>、<憧憬>、<感謝>など、他者に向けられる基本的な感情はベクトルとして捕らえることができる。勿論、これは現実で生活する私たちであろうが、キャラクターという擬似人格を与えられた存在―つまり漫画などの登場人物でも同様の事が言える。
 更にいえば、他者に向けられているベクトルは一概に1つとは言えないし、そのベクトルの強弱も相手によって変化するのはいうまでもない。
 例えば、Aという人物とBという人物がいたとする。このとき、AがBに友達として接しているのならば、<親近感>や<信頼>などの感情ベクトルが向けられており、これらのベクトルの和は<友情>という「情」に結び付けられる。もう1つ例を上げるとすれば、もし、AとBが敵対関係にあるのならば、<嫌悪>や<不快>、<軽蔑>などの感情ベクトルが向けられているならば、<憎悪>といった「情」に結び付けられる。
 では、『ハヤテのごとく!』の主人公である綾崎ハヤテは、各ヒロインたちにどのような感情ベクトルを向けているのだろうか。また、彼女たちはどのようなベクトルを彼に向けているのだろうか。ここでは、例として個人的にメインヒロインと位置づけている三千院ナギ(お屋敷編のメインヒロイン)、桂ヒナギク(学院編のメインヒロイン)、天王州アテネ(『ハヤテのごとく!』の根幹物語のメインヒロイン)をそれぞれ取り上げてみる。





 事例().三千院ナギの場合

hayate914.jpg

 
 この物語の主人公・綾崎ハヤテは、親に捨てられたばかりか、一億五千万円もの借金を背負わされ、人生のどん底に叩き落されたわけであるが、そこに救いの手を差し伸べてくれたのが三千院ナギである。彼女は、ハヤテによって誘拐犯から助け出されたお礼として、執事という職だけでなく、住居まで提供するという破格の待遇を彼に施したのである。以後、彼は自分を拾ってくれたナギへの<感謝>、執事という仕事の<責任>、または<名誉>を与えられ、彼女の執事として日々を過ごしていくわけであるが、彼がナギに向けているこれらのベクトルの和は、<忠誠>といえるべきものに集約されている。
 一方でナギの視点で見ると、ナギはハヤテに<好意>を寄せた―つまり告白されたと勘違いした(している)。そんな彼に必然的に向けられるのは、執事としての<信頼>だけでなく、恋人としての<愛好>、ときに<不満>や<嫉妬>が向けられるのだが、それらは<恋情>として集約されているとみていいだろう。




 事例().桂ヒナギクの場合

hayate907.jpg



 ハヤテが白皇学院に足を踏み入れた際に初めて出会った学院の生徒。三千院家の執事になってから久々に知り合った同年代&同学年の人物である。彼女へは、なんでもそつなくこなす生徒会長として、他の生徒と同じように<尊敬>の念を抱き、何かあったときには頼りになるという<信頼>が寄せられている。そんな彼女に日ごろの<感謝>を込めてディナーへと誘ったわけであるが…。
 ところどころで若干、<恐怖>の念を抱だかせられるシーンがあるが、彼女へ向けられているベクトルは、おおよそにして<好情>(ここでは人に対するよい感情という意)に集約されている(他にも<好誼>や<愛敬>などにも集約可)。
 ヒナギクの視点で見ると、最初は、ハヤテを三千院家の執事という事で<好奇心>を抱いたわけであるが、後の話で同じ境遇―親に捨てられた者同士として<親近感>に移り変わり、ひな祭り祭りの最終として彼への<恋慕>を認識する事になる。つまりは、<恋情>として集約されているとみていいだろう。




 事例().天王州アテネの場合


athens27.jpg


 幼き日のハヤテが、ハヤテがロイヤルガーデンに迷い込んだ事によって出会った、ある意味運命の相手。両親に裏切りを感じ、<絶望>していた彼に手を差し伸べ、再び立ち上がって前に進む<勇気>と救いを与えられたばかりか、彼女の「執事」として傍に置かれて過ごすことになる。ハヤテにとって彼女は、初めて「自分を認めてくれる人」であり、「(当時の彼にとって)最も大切な人」であり、そこには<信頼>、<好意>、<感謝>、<幸福>、<憧憬>、<尊敬>などの感情が向けられ、<恋情>として集約されている。
 しかし、様々な誤解とすれ違いによって道がたがえてしまい、絶望的な決別が訪れる事になる。それによって彼女を傷つけてしまったという<後悔>、「彼女が言っていたことが正しかった」と認識した事によって全ては<罪悪感>に集約され彼の行動原理に深く根ざす事になる。
 アテネの視点で見ると、ハヤテは今まで一人で過ごしてきたロイヤルガーデンに突如として迷い込んできた珍客だった。そんなハヤテに「執事」という役職を与えて、常に自分の傍に置き、多大な<好意>と<信頼>を寄せた。長らく一人ぼっちであった為、自分の名を呼んでくれる&自分の存在を認識してくれるハヤテには、<安心感>と<幸福>を抱き、ときに<不満>や<嫉妬>のベクトルが向けられるが、これからもずっと一緒だという<期待>も込められて指輪を贈り合った。これらは<恋情>として集約されている。
 だが、ハヤテとの決別によって、また一人で過ごしていくという<絶望>と<不安>はおろか、彼を失ってしまったという<後悔>が彼女に<罪悪感>として集約され、更に現在では、ロイヤルガーデンに再び訪れなくてはいけないという心情などが<責務>となっている。
 更に己が目的を果たさなければならないという<責務>は、ハヤテへの<恋情>と<罪悪感>というベクトルを押さえるための逆ベクトルとして働いている状態である。




 各ヒロインたちについてもう少し掘り下げていきたい(主にアテネで)ところではあるが、おおよそにして相互作用、構造機能的に以上のようなものになる。こうして考えると、現在のハヤテは各ヒロインに対して<信頼>や<感謝>、<憧憬>といったベクトルは向けられているが、誰一人として<好意>という名のベクトルは向けられていない。18巻第9話において、「お嬢様のそういう所が僕はスキですよ」とハヤテがナギに向って述べている描写のように、ハヤテがヒロインたちに<好意>を寄せているかのような描写が数多く見られるが、それは、恋愛感情からの「好き(love)」からというよりも、むしろ趣味趣向からの「好き(lile)」からである。それは、18巻第3話において、彼が「何よりも相手の気持ちに鈍感であれ」という心情からも推し量る事が出来る。






 相互間に向けられる感情をベクトルとして捉えてきたわけであるが、上で述べたようにこれらのベクトルは、一概に1つだけとは言えないし、そのベクトルの強弱も相手によって変化するものだ。更に述べれば、それら複数のベクトルが結びつくor集約されても必ずしも一つの感情に帰結されるわけでもないし、状況や場によって強弱が変化し非常に移ろいやすいという性質を持っている。
 また、各キャラクターが抱く感情を表す言葉が適切であるのかといわれれば、それも個人的に疑問の余地があるので、「感情」の分類と細分化の作業をなさなければならないだろう。


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 コメント
この記事へのコメント
はじめまして

唐突ですが
思考実験お疲れ様ですた。
参考にさせて頂きます。

メインヒロインはアーたんか!
なるほど、良いセンスだ!
2009/08/30(日) 20:24 | URL | 剣崎蒼牙 #I4t1ZHtI[ 編集]
>剣崎蒼牙さん

こちらこそはじめまして。


>メインヒロインはアーたんか


 このFCを立ち上げる前から思っていた事なので…。


 ちょくちょく考察は上げていきますのでお楽しみに~。


2009/09/03(木) 00:52 | URL | 海神 #-[ 編集]
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